今月は子連れ映画二本目!
実家に帰省中、雨でどこへも行けない日があったので、映画館に「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE超能力大決戦〜とべとべ手巻き寿司〜」を観てきました。
予告とタイトルのみの予習で、5歳の子供と鑑賞しましたが、「かなり大人向けの作品だな」と感じました。
大人の感想はネタバレも含みますので、これから観るよ!という方はご注意ください。
子供の感想
子供の感想はストレートに、「怖かった…」でした。
最初はしんちゃんのおふざけに笑っていたのですが、物語が進むにつれて怖がるようになりました。
終盤は泣いてしまい、「大丈夫だよ〜」と声をかけながらなんとか最後まで見られた感じです。
幼児と鑑賞する場合は、怖いと感じるシーンがあるかも、と事前に伝えた方が良いかと思います。
大人の感想
3D映像は違和感なし!
クレヨンしんちゃん初めての3D映画ということでしたが、大きな違和感はありませんでした。
(しんちゃんの映画を網羅しているわけではないのですが)ストーリーはいつもの映画のテイストと違うなぁと感じました。
悪役に同情はできるが、やりすぎ!
今回の映画でしんちゃんと相対する主人公、非理谷充。
新橋の駅前でティッシュ配りをしていると、サラリーマンに絡まれたり警察に追いかけられたりと踏んだり蹴ったり。
物語が進むにつれて、彼の生い立ちが描かれますが、非理谷の両親は不在の毎日が続き、さらには離婚。
彼自身も同級生(?)に金を巻き上げられるなど、幼少期に恵まれたとはいえない環境で育ってきたことが分かります。
あったかい家庭で育ち、友達もたくさんいるしんちゃんとは正反対の環境で育ってきたのが際立ち、見ている側はなんともいえない気持ちに…
そんな彼が、自分を見下す人や社会に恨みをもち、大暴れしていくのですが、非理谷の生い立ちに同情する一方、展開としては「やりすぎでしょ」と思うところも多く感じてしまいました。
映画と分かってはいますが、関係のない他人を巻き込むなど、私たちが生きる現実世界にも通ずるものがあるので妙にリアルというか、複雑に感じる部分が多かったです。
大人も子供も怖いと感じるシーンがあった
①幼稚園での立て篭もり
最初に子供が怖いと言い出したのは、非理谷が幼稚園で保育士の先生と園児を人質にして立て籠ったシーン。
ここはフィクションと分かっていながらも、大人も見ていて辛い場面でした。
園児を育てる子持ちとしては、「こんなことが現実に起こったら嫌だな〜」という気持ちと、子供たちに危害(超能力を駆使して、子供たちを振り回したりする)を加えるシーンで生々しさを感じました。
子供向けのアニメ映画にしてはちょっとな〜と感じる描かれ方のような気がします。
②いじめのシーン
しんちゃんと子供の頃の非理谷が共闘するシーンに繋げたいというのは伝わりましたが、小さい子供が見る映画にしてはイジメがリアルすぎます。
子供は「しんちゃんも一緒にいじめられてしまう」のを見るのが怖くて、大人は「このいじめの描写全体」が怖いなぁと感じました。
③怪物が最終形態になるシーン
これは単純にビジュアルが怖いです。
映画のスクリーンいっぱいに気味の悪い怪物と大きな音声が加わって、これを怖いと言わない未就学児は少数派ではないでしょうか…
面白いけど大人向けだと思う
しんちゃんって、ちょっとお下品なところもあるけど、ガハハ!とみんなで笑えるファミリー向けのアニメ。我が家はAmazonプライムビデオでよく短編の方を家族で見ています。
今回の映画は、確かに面白いシーンもたくさんあり。しんちゃんが超能力を使っておふざけするシーンや、ちょいちょい出てくる小ネタには劇場内でクスクスと笑い声も聞こえました。
でも、夏休みに家族で見るファミリー映画と期待して行ったらそうではないかな〜、と。今度はテレビ画面で見てみたいです!
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プライムビデオにはクレヨンしんちゃん外伝amzonオリジナル作品もあって、中でも「おもちゃウォーズ」は家族で楽しめるストーリーでした。(テレビ版よりちょっとお下品な内容もあって大人がクスッときます)
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「とべとべ手巻き寿司」のストーリーは、コミックでも読めますので、気になる方はぜひ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!